ソーシャルメディアにおけるブランド企業100
ソーシャルメディアのコンサル会社Vitrueが、「2009年のソーシャルブランド100」を発表していました。
The Vitrue 100: Top Social Brands of 2009 « Vitrue Blog - we make brands social
ブログやミニブログ、動画、写真などのソーシャルメディア上での言及を独自の方法で算出してランキングしたものです。
1位が前年と同様にiPhone。あとはDisneyやCNNといった「ブランド企業」や「メディア」が並びます。
その中で11位に入っているのがStarbucks。
スターバックスは日本でもブランド力のある会社ですし、コンシューマーターゲットなのでランクインするのはわかるのですが、SONYや任天堂よりも上というのは意外に思いました。
おそらくソーシャルメディアへの注力が功を奏したのかも。たとえば「Facebookでのページ(500万)」や「twitter(70万)」、「Ideas In Action Blog(ブログ)」など一通りのメディアに展開しています。
ご参考まで。
PPC広告に出稿するよりもQ&Aサイトで回答した方がパフォーマンスがいい?
SEOmozで以下の記事が投稿されていました。
SEOmoz | Using Yahoo! Answers to Generate Leads - Does it Work?
Yahoo! Answersに回答することによって得られたユーザと、PPC広告で得られたユーザの費用対効果の比較です。
1年かけて、Yahoo!Ansterwsで52の質問に回答したそうです。著者は、「メタルルーフ(鉄の屋根)」のサイトを運営しているそうで、それ関連の質問にのみ回答しました。
結果、53の回答によって、562の流入がありました。
結果、コンバージョンレートは低いものの、費用対効果で考えれば、PPCの1コンバージョンコストが4.46ドル、Yahoo!Answersの1コンバージョンコストが3.19ドルで低かった!というもの。
ただ、これは著者の時給を16ドルで設定しているのですが、それより高い人などには当てはまらなさそうです。
まぁちょっとしたご参考まで。
4千2百万人の女性がソーシャルメディアを利用(全米のケース)
以下のプレスリリースによると、アメリカでは4200万人の女性が、週に1度はソーシャルメディアを利用しているそうです。この数字は全米女性の53%に該当。つまり老いも若きも半分以上の人が利用しているということですね。
■利用されるソーシャルメディア内訳
そのソーシャルメディアの内訳が以下。SNSが一番多く、次はブログとなっています。
ただし影響力に関しては「ブログ>掲示板>SNS」の模様(BLOGHERの定義になりますが)。
■利用マトリックス
上記のグラフからは、多くの女性が複数のソーシャルメディアを利用していることがわかります。
■マスメディアからの移行
また、資料の13ページ辺りに記載されていますが、マスメディアからソーシャルメディアへの使用時間のシフトの表が興味深いです。全米全体よりも移行率は高く、男性よりも女性の方がマスメディアからソーシャルメディアへ写っているのではないかと分析しています。
日本では、まだ、男性のほうがソーシャルメディアを利用する傾向は多そうですが、以前と比べるとブログや携帯SNSでは女性を見かけることがとても多くなりました。
■ブログの利用理由
利用用途としてブログは、多い順に
・楽しいから(76%)
・自己表現の手段(73%)
・他者との出会い(59%)
・個人的メモ/日記(54%)
などが上位にあがっています。日本では、4つめの日記利用が多いことに比べると、少し日本とは異なるかもしれません。なおこのデータはSNSの利用用途と比較もされているので、そちらも参考になります。SNSでは「友人とのコミュニケーションを維持」するために利用する人が多いそうです。
■調査背景
調査は、2009年4月にBLOGHERが実施。2,821の女性を対象に行った。ただ、このBLOGHERネットワークの回答者も多数含まれているので、その点は留意しておいたほうがいいのかもしれません。人口比はきちんと割り戻されているようです。
なおソーシャルメディアは「ブログ」「SNS」「ステータス情報(twitterとか)」「掲示板」の4ジャンルに分けて調査されました。
via:42 Million U.S. Women Use Social Media: Blogs Most Influential | Small Business Trends
人がWikipediaに書き込む動機とは?
「Wikipedia」に関する調査がありました。Wikimedia FoundationとUNU-Meritによる10万人以上への大規模なもの。
調査結果は、こちら(PDF注意)。日本人の回答者は4%ほど。
Wikipediaに書き込む理由として多かった回答は、「Wikipediaコミュニティで名声を得るため」「本当にオープンな言論の場か確認するため」「マスコラボレーションに興味があるから」「友人がしていて、誘われた」など。
そして「書き込まない人」が「どうすれば書き込むか?」という問いかけに対し
・自分の書き込みが必要な特定のトピックがあれば書き込む(42%)
・私の書き込みが他者の利益になるのがわかっていたら書き込む(32%)
・書き込みが評価され、後まで残るとわかってたら(25%)
・どうやっているか見せてくれたら(21%)
などの回答が寄せられました。他のソーシャルメディアにおいてもこのような「どうすればもっと貢献してくれますか?」のような質問は効果的かもしれまえん。また上記の結果より「人は人助けを好む」傾向がぼんやりと見えるような気もします。
» Wikipediaの利用者に関する初の多言語大規模調査、結果公表
各メディアで張られるリンクの価値
リンクの価値というと、Googleなど検索エンジンのSEOを想起しますが、こちらは「各メディアに張られたリンクからきた人の価値」を算出したもの(事例は1なので、汎用性は不明)。
それによると、メールからのユーザの価値がもっとも高いようです。
これが示唆するのは「友人からのリンクの重み」という感じでしょうか。
とりあえず共有まで。
オープンソーシャルアプリケーションの広告
Facebookで人気を博す「RockYou」の場合。場合によってはCTRが3割にも達するという尋常じゃない数字をたたき出すという。
以下の湯川さんのブログに詳しい。
» 湯川鶴章のIT潮流 powered by ココログ: キーワード広告を超えた!米RockYouのソーシャルアプリ
同氏によると、ウェブ全体の広告のクリック率は0.2%だが、SNSサイトではそれより低く0.004%から0.13%程度しかない。しかしRockYouのウィジェットの広告のクリック率は0.28%に達する。
凄い数字です。なおこのプレゼンはIVSで私自身も聞いていましたが、この数字は覚えていないものの、ユニークなプレゼンテーションでした。
ここでも紹介されていますが、オープンソーシャルアプリのユーザ属性活用という特徴と、SNSによるネットワーク効果を活用し、ものすごい勢いで広告を拡大していました。私自身、Facebookで無意識に利用していたことも。
日本だとmixiのオープン戦略が注目されていますが、Facebookと少し仕様が異なるので、どうなりますことやら。
ソーシャルメディアの広告効果
Datran Mediaという企業が、マーケティングで利用したメディアの調査を行ったようです。以下のブログで知りました。
» Online Ad: Marketing & Media Survey 2009
詳細は以下のサイト
» Datran Media | Annual Marketing Survey 2009
■もっとも効果のあった広告媒体
1位はメール。そして、検索、ディスプレイ(広告)、オフラインメディア、ダイレクトメール、ソーシャルメディア、携帯の順。
日本でも検索(SEO)企業の勢いを鑑みるに、このようなものなのかもしれません。メールマーケティングは日本、どうなんでしょう。いろいろサービスはありますが・・・。
携帯ユーザは多いものの、企業利用では日本もこれくらいなのかもしれません。
■2009年の予算配分
メール、検索、ソーシャルメディアの順で予算を増やすとのこと。その分、オフラインメディア(テレビや印刷物)、DMは減らすとのこと。
■ゴールは?
1位はユーザ獲得。2つめはリテンション。
オフラインからネットへの移行。そして検索、ソーシャルメディア、メールの重要性の増加、といったところでしょうか。ただゴールによって各媒体の利用方法も変わるので、その辺のクロス分析も気になるところです。
メールとソーシャルメディア、どちらの方がよく使う?
表題のような調査が行われました。詳細は以下。
» ネット利用時間、SNS+ブログがメール上回る - ITmedia News
結果、「世界レベルでは」ブログとSNSの利用時間はメールの利用時間よりも長いようです。
日本だとまだまだメールが多いような気もします。携帯メールや、仕事上のメールなどが多いですから。
レポートはこちら(PDFです)。
そちらを観てみると、以下のようなデータが。
↑ ソーシャルメディアのリーチ率。
日本では増加分は低いですね。mixiやブログが飽和しているのでしょうか。英国と同程度。
↑コミュニティサイトの利用時間比率の変動(1年分)。日本がないのが残念です。
twitterで友人を増やすには?
twitterに関する分析。
ポストの投稿数と友人の数にある程度の相関関係があったそうです。
» POLAR BEAR BLOG: 発言すればするほど友人が増える。それがTwitter?POLAR BEAR BLOG: 発言すればするほど友人が増える。それがTwitter?
肌感覚的には、そういうものだ、とも思いますが。
ただし、SNSだと日記の更新数が多ければ多いほど友人が多いというわけではない気がします(肌感覚なので根拠なし)。それはそもそも友人が多い人がいる場合や更新が多く成りすぎると日記が埋め尽くされて敬遠さえることもありそうゆえ。
その点では、twitterはより知らない人との交流やストリームの価値が独自に存在している気がします。
企業が使うべきソーシャルメディアは?
Abrams Researchの調査で面白いものがありました。
「 あなたがお金を払ってもいいと思うソーシャルメディアのトップはどこですか?」という質問で1位がFacebookだそうです。2位はLinkedIn。
また、企業に利用をすすめるメディアとしては「Twitter」「Linkedin」「YouTube」「Facebook」「Digg」の順。やはりtwitterの広がり方と即効性が評価されているのでしょうか。MySpaceは弱いですね。
また上手にソーシャルメディアを活用している企業は以下。
1. Zappos
2. Obama
3. CNN
4. Comcast
5. Jetblue
6. Dell
7. Burger King
8. NPR
9. New York Times
10. Ford
Zapposは有名ですが、JetBlueの事例は知りませんでした。日本では他にDell(アイデアストリームやブログなど)やバーガーキング(バズマーケティング)の事例が有名ですね。個人的にはNY Timesがかなり検討しているという印象があります。Nikeとコカコーラは入ってませんね。
日本の企業で言えば、TOYOTAなどは積極的な印象があります(セカンドライフやtwitterなど)。
またソーシャルメディアのマネタイズに関しては以下。
- 有料オプション:45.5%
- ターゲット広告:20.3%
- リサーチ:8.9%
- API課金:7.4%
- サブスクリプション:6.9%
- スポンサー:4.0%
- メタデータ売買:4.0%
- バナー:3.0%
やはりバナー広告はかなり限定的のようです。デジタルコンテンツがないのは特徴的。
詳しくは以下より。
http://www.abramsresearch.com/files/abrams_research_social_media_survey_0209.pdf
- ソーシャルメディアにおけるブランド企業100
- PPC広告に出稿するよりもQ&Aサイトで回答した方がパフォーマンスがいい?
- Facebookでファンページを作る方法
- Facebookでマーケティングをする時には「ページ」と「グループ」のどちらを使うべき?
- 【お知らせ】「リアルタイムウェブ.jp」というメディアを始めました
- 無料のものをギフトにするというマーケティング
- 2010年、ソーシャルメディアはどのような変革を遂げる?
- Webを使ったベンチャー企業のマーケティング
- YouTubeを使ったマーケティング
- 政治家の奥様がtwitterをすることの利点
- 1日ボランティアをして1日ディズニーランド券をもらおう
- twitterで車を予約できる「greentomatocars.com」
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